写真：北斗晶



乳がんの治療から昨月末に復帰した元プロレスラーでタレントの北斗晶（４９）が１７日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに１０００回」（土曜・前１１時）にゲスト出演し、闘病生活について語った。

夫の元プロレスラーでタレント・佐々木健介（５０）とともにスタジオ入りした北斗は、パーソナリティーの和田アキ子（６６）から「黒っぽい２人が入ってきたから男の人が２人入ってきたかと思いました。そっくりになっちゃいましたね。ちょっと太りました？」と開口一番言われたものの、「どっちがどっちか分からないですよね」と笑い飛ばした。

抗がん剤による治療や摘出手術などを経ての復帰。北斗は「全然痩せなかった。味覚障害で味が分からなくなって、みそ汁が苦く感じた。味が分からないから脳みそが満足しなくて、いくらでも食べちゃうんですよ。ドラマで見ていたのと全く違う」と振り返った。

また再発の心配について聞かれると「今は３か月に１回（病院で）みてもらわないといけない。女性ホルモンを止める薬を５年から１０年飲んで後は気をつけていく」と説明した。

抗がん剤による脱毛があり、前髪は女性ホルモンの影響を、後頭部は男性ホルモンの影響を受けることを説明し、「（サザエさんの）波平さんみたいに横と後ろだけ生えちゃって、８か月たってもこんなもんです。（切らないと）落ち武者みたいになっちゃうんです」と笑った。

最悪の事態を考えなかったか、との問いに、健介は「聞いたばっかりの時は『死んじゃうのかな』とか頭にあったけど、マイナスなことは考えないように…」。北斗は「全摘と言われて、（医師に）『乳首だけでも残せませんか』ってお願いしたら、先生が『取らないと…』って。言葉が出なかったんですけど、ボソッと『取ってください』と言ったのが健介だったんです。『大切に思ってくれてるんだ』と思いました」と話した。

リスナーからのリクエストで、「お互いに言われてうれしかったこと」を問われた健介は「愛しているよと言われた時」と恥ずかしそうに語った。北斗は「いっぱいあるけど、『取ってください』は一生忘れないと思います」と夫の愛情に感謝していた。

スポーツ報知　2016年12月17日12時44分
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